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全国通訳案内士試験とは?またその内容と特長とは

全国通訳案内士(通訳ガイド)試験とは?

1.試験の概要

1. 報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をするための国家資格。
2. 試験は国土交通大臣が実施し、合格者は都道府県に通訳ガイド(通訳案内士)として登録(2006 年4 月より従来の免許制から登録制に変更)。
3. 年齢、性別、学歴、国籍等に関係なく、だれでも受験可能。

試験時期  ・1次試験→8月末〜9月初 ・2次試験→11月末〜12月初(英語)

第1次試験の過去問題と解答例を見る >>
第2次試験の最新レポートを見る >>

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2.試験の形式

試験科目

  • 筆記(第1次)試験
    • 筆記試験Ⅰ:外国語についての筆記試験 (120 分/100 点満点)
      英語⇒マークシート方式
      中国語・韓国語⇒マークシート方式+記述式
      フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語⇒記述式
    • 筆記試験Ⅱ:日本語による筆記試験 (マークシート方式)
      (ア)日本地理⇒ 40 分/ 100 点
      (イ)日本歴史⇒ 40 分/ 100 点
      (ウ)産業、経済、政治及び文化に関する一般常識 ⇒ 20 分/ 50 点
      (エ)通訳案内の実務 ⇒ 20分/ 50点 * 2018年度より追加
  • 口述(第2 次)試験
    通訳案内の実務(筆記試験Ⅰで選択した外国語による実践的コミュニケーション能力。約10 分)

試験場所

  • 筆記(第1次)試験
    札幌市、仙台市、東京近郊、名古屋市、大阪近郊、広島市、福岡市、那覇市、ソウル市、台北市
  • 口述(第2 次)試験
    ・ 英語、中国語、韓国語は、東京近郊、大阪近郊、福岡市
    ・ 英語、中国語、韓国語以外の外国語については、東京近郊

試験免除(平成30 年度〈2018 年度〉の場合)

  1. 平成29 年度の筆記(第1 次)試験全科目に合格し、口述(第2 次)に不合格であった方及び欠席者は、平成29 年度の筆記(第1 次)試験が免除。ただし、新科目「通訳案内の実務」の受験は必要。
  2. 過去の全国通訳案内士合格者が、さらに他の外国語による全国通訳案内士を受けるときは、外国語以外の科目の筆記試験が免除。ただし、新科目「通訳案内の実務」の受験は必要。
  3. 平成29 年度筆記(第1 次)試験の外国語、又は(ア)日本地理、又は(イ)日本歴史、又は(ウ)一般常識について合格点を得た方は、平成30 年度全国通訳案内士の当該科目(外国語は同一言語のみ)の筆記試験が免除。
  4. 英語免除: 実用英語技能検定1 級合格者
    TOEIC テスト(公開テスト)900 点以上
    TOEIC スピーキングテスト(公開テスト) 160 点以上
    TOEIC ライティングテスト(公開テスト)170 点以上
  5. 地理免除: 総合または国内旅行業取扱管理者、 地理能力検定の日本地理1 級または2 級合格者
  6. 歴史免除: 歴史能力検定日本史1 級又は日本史2 級合格者、センター試験「日本史B」60 点以上を得た方
  7. 常識免除: センター試験「現代社会」80 点以上を得た方
【注】
* TOEIC スコアは2017 年4 月1 日以降に取得したものが対象
* センター試験の得点は2013 年4 月1 日以降に取得したものが対象
* 通訳案内士法に基づく観光庁長官による研修を修了者は「通訳案内の実務」が免除
* 上記以外の試験免除につきましては、JNTO ホームページや「施行要領」でご確認ください
* 平成29 年度の2 次試験を欠席あるいは不合格の方は、平成30 年度の第1次試験において、平成28年度で免除された科目を再受験する必要がある。

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3.改正通訳案内士法

2018 年1 月4 日より改正通訳案内業法が施行される。通訳ガイド試験受験予定者にとっての重要ポイントは次の4 点です。
1. 業務独占から名称独占へ  
2. 通訳案内士から全国通訳案内士へ
3. 地域通訳案内士の創設
4. 定期的な研修制度(更新制度)

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4.全国通訳案内士ガイドラインによる合格基準

1次試験(筆記)

1 次試験の試験内容を外国語・日本地理・日本歴史・一般常識(産業・経済・政治及び文化)・通訳ガイドの実務の5 つに分け、科目ごとに合格基準を設定。
外国語・日本地理・日本歴史はそれぞれ原則70 点、一般常識・通訳ガイドの実務はそれぞれ原則30 点を合格基準点とし、合否判定を行う。

2次試験(口述)

合否判定に当たっては、試験官ごとに基準が大きく異なることがないよう、あらかじめ評価項目(プレゼンテーション、コミュニケーション、文法及び語彙、発音及び発声、ホスピタリティ)ごとに、具体的な評価基準を設定しておくものとする。合否判定は、原則として7 割を合格基準点とし、当該合格基準点に達しているか否かを判定することにより行う。

* ガイドラインの全文は、下記JNTOのサイトに掲載されています。(2019年度版)
PDFファイル(JNTOのサイトからDLします)

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5.合格率

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6.試験合格から就業まで

  1. 通訳案内士として登録
  2. 下記団体などにおいて研修に参加
    特定非営利活動法人・通訳ガイド&コミュニケーション・スキル研究会 (GICCS) http://www.gicss.org
    社団法人・日本観光通訳協会(JGA) https://www.jga21c.or.jp/
    協同組合・全日本通訳案内士連盟(JFG) https://www.jfg.jp/
  3. 旅行代理店に登録
  4. 仕事の受託

*通訳ガイドとして活躍中のCEL 卒業生の方々のメッセージはこちらから>>

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全国通訳案内士(通訳ガイド)試験の内容と特徴

7.試験の特徴

1. 筆記試験Ⅰ外国語(100点満点)

改訂ガイドラインによると出題は次の4 分野で、2015 年度から『英語』のみ、100%マークシート形式を導入。

  1. 〈外国語文の読解問題〉× 2 題(配点25 点程度)
  2. 〈外国語文和訳問題〉× 1 題(配点15 点程度)
  3. 〈和文外国語訳問題〉× 1 題(配点30 点程度)
  4. 〈外国語による説明問題*〉× 1 題(配点30 点程度) *あるテーマ、用語などについて外国語で説明する問題。

2. 筆記試験Ⅱ(日本地理・日本歴史・一般常識)(各100点満点)

  • (ア)日本地理(40 分/ 100 点)
    外国人観光旅客の多く訪れている又は評価が高い日本の観光資源に関連する日本地理についての主要な事柄(日本と世界との関わり含む。)のうち、外国人観光客の関心の強いものについての基礎的な知識を問う、地図や写真を使った問題を中心とする
  • (イ)日本歴史(40 分/ 100 点)
    外国人観光旅客の多く訪れている又は評価が高い日本の観光資源に関連する日本歴史についての主要な事柄(日本と世界との関わり含む。)のうち、外国人観光客の関心の強いものについての基礎的な知識を問う、地図や写真を使った問題を中心とする。
  • (ウ)一般常識(20 分/ 50 点)
    現代の日本の産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄(日本と世界との関わり含む。)のうち、外国人観光客の関心の強いものについての基礎的な知識を問う。内容は最新の『観光白書』や新聞(一般紙)掲載された時事問題をベースにする。
  • (エ)通訳案内の実務(20 分/ 50 点)
    通訳案内の現場において求められる基礎的な知識(通訳案内業務に密接に関係する法令や旅程管理に関する基礎的な内容)を問う。内容は原則として、観光庁研修のテキストを試験範囲とする。

3. 第2次(口述)試験

  1. 試験委員が日本語で話す内容を受験外国語で通訳し、その問題文に関連した質疑応答を行う。(メモ取り可)
  2. 提示される3 つのテーマから1 つ選択し、受験外国語で説明を行い、そのテーマについて試験委員と質疑応答を行う。
  3. 試験は、日本の地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち外国人観光客の関心が強いものを題材とし、受験者に疑似的に通訳案内の業務を行わせる。
  4. 第2次(口述)試験で扱う題材は、日本の地理、歴史並びに産業、経済、政治及び文化についての主要な事柄のうち外国人観光客の関心が強いものとする。
  5. 評価項目は下記の通り
    (ア)プレゼンテーション
    (イ)コミュニケーション(臨機応変な対応力、会話継続への意欲など)
    (ウ)文法及び語彙
    (エ)発音及び発声
    (オ)ホスピタリティ(全国通訳案内士としての適切な受け答えなど)

2次試験レポートを見る>>

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